- 2026年1月15日
砂糖がやめられない本当の理由──原因と対策
「砂糖を控えたいのに、どうしてもやめられない」
そう感じている方は少なくありません。
それは意志が弱いからではなく、
身体の仕組み上、砂糖を欲しやすい状態になっている ことが原因です。
なぜ砂糖が欲しくなるのか
砂糖を欲してしまう背景には、主に次の3つがあります。
- 交感神経を刺激し、疲労感を一時的に紛らわせている
- 解糖系という「手軽なエネルギー産生経路」に頼っている
- 麻薬と似たように、快楽報酬系を刺激し「もっと欲しい」状態を作る
その結果、
疲れる → 砂糖を摂る → 一時的に楽になる → さらに欲しくなる
という悪循環に陥ります。
砂糖依存の背景にある「栄養不足」
多くの場合、砂糖をやめられない人では
ビタミンB群と鉄が不足している ことが共通しています。
体内では、糖質や脂質を分解し、
ATPというエネルギーを作っています。
ATPは細胞が活動するために不可欠なエネルギーですが、
このATPを作る過程には ビタミンB群と鉄が大量に必要 です。
これらが不足すると、
- 本来のエネルギー産生がうまくいかず
- 「砂糖に頼らないと動けない体」
になってしまいます。
砂糖は「簡単だが質の悪いエネルギー」
砂糖は、ビタミンB群や鉄が不足していても
一時的にエネルギーを作ることができます。
しかしその効率は悪く、
- 交感神経の過剰な刺激
- 血糖値の乱高下による疲労感や精神的不安定
- さらに砂糖を欲する依存状態
といった弊害が起こりやすくなります。
砂糖そのもののリスクも明らかに
近年の研究では、砂糖の摂取が
- 腸内環境の乱れ(便秘・下痢)
- うつ病などの精神疾患のリスク
- 免疫異常や自己免疫疾患
- 流産リスクの上昇
- 発がんリスク
などと関連することも指摘されています。
砂糖をやめるための現実的な対策
そうはいっても、
いきなり砂糖をやめることは簡単ではありません。
その場合、まずは
ビタミンB群と鉄をしっかり補うことから始めてください。
また砂糖をステビアやラカントに置き換えるという方法もあります。
人工甘味料は腸内環境の悪化や糖尿病リスクが指摘されておりできるだけ避けた方がよいでしょう。
こうして徐々に砂糖を減らしながら栄養を整えることで、
砂糖に頼らなくてもエネルギーを作れる身体に近づいていきます。
それが、最も無理のない、続く方法です。
まとめ
砂糖がやめられないのは、嗜好だけの問題ではありません。
エネルギーを作れない身体のサイン です。
まずは栄養から整える。
それが、砂糖依存から抜け出す第一歩です。
当院では、砂糖をやめたいけれど難しいという方に対して、
栄養の視点から無理のないサポートも行っています。
ひとりでうまくいかない場合は、こうした方法があることも知っておいてください。