- 2025年11月19日
朝起きられない・日中は気分が沈む・夜になっても眠れない──実は同じ原因です②
朝スッキリ起きられない。日中は集中できず、夜は寝つけない。
こうした不調は別々の問題に見えて、同じ原因が関係していることが多いです。
こちらの記事ではもう少し詳しく考えていこうと思います。
① 精製糖質(砂糖・白米・小麦)の摂りすぎ
チョコやクッキーなど、ちょっとしたお菓子を日ごろ持ち歩くカバンに常備して、常日頃口にしている人は多いと思います。実際、臨床の現場でもそういう方は多く目にします。確かに精製糖質は脳を一時的に興奮させ、元気になったように感じますが、こうした急激な血糖の上昇は我々人類の進化の歴史の中にはありませんでした。そして高血糖が危険であることから、膵臓が慌ててインスリンを分泌して急激に血糖値を下げます。ここで問題なのは人体が血糖値を下げることが苦手ということ。下げようとすると、下げ過ぎてしまうのです。それがまた疲労感を招き、より多くの精製糖質を求めてしまう。
また、糖質の代謝の過程では体内のビタミンB群が大量に消費されます。
人間を含めてほとんどの生物は糖をそのままエネルギーとして利用することはできず、これをATPという物質に変換することでエネルギーとして利用しますが、この際にビタミンB群を利用しています。しかし、高血糖を抑えるためにビタミンB群が大量に消費されてしまい、やがてはビタミンB群が枯渇していき、次第にエネルギーが作れなくなります。
つまりはエネルギーの物質であるATPを作れなくなる、こうすることで疲労感が生まれるのです。
② アルコール摂取によるビタミンB群・タンパク質の不足
先に挙げたように精製糖質を摂取するとビタミンB群が大量に消費されます。
これと同様なのがアルコール類。すでに多くの人がご存じと思いますが、アルコールは人体にとっては毒として作用します。そしてアルコールの解毒・代謝には大量のビタミンB群とタンパク質が必要です。
アルコール摂取により徐々にビタミンB群やタンパク質が失われていき、先ほどの糖質と同じようにエネルギー不足、疲労感・眠気・集中力の低下につながります。
③ カフェインの摂りすぎによる副腎疲労
カフェインは一時的に交感神経を刺激して元気を出しますが、効果が切れると強い疲労感に襲われます。
人間は活動的に動いた後、「もう休む時間だよ」と体に伝えるアデノシンという物質を作り出し、脈を遅くして血管を広げ、徐々に体をリラックスする状態にします。
ところがカフェインはこの働きを阻害し、本来なら疲れ切って休む時間であるにもかかわらず、この身体が伝えて来る休む時間のサインをかき消してしまいます。
つまり、本来ならもうとっくに休んでいないといけないにもかかわらず、無理やり動かしてしまうのがカフェインなのです。
「馬に鞭を打つ」と言えばいいでしょうか。本来ならもう動けるはずもない身体を無理やりに動かすため、身体は限界を超えた疲労状態でも無理に動かされることになるのです。
そのため、カフェインが切れると強烈な疲労感に襲われ、さらに多くのカフェインを求める悪循環に入ります。
ここでは「摂りすぎ」と書きましたが、実際には“ほどほど”もありません。
基本的にここで上げたようなものは身体に負担を強いるものであり、身体をリラックス・休息させるような作用はありません。
本気で治したいなら、まずは一旦すべて断ってみることをおすすめします。
精製糖質、アルコール、カフェイン。こういったものを避け、
たっぷりの新鮮な野菜と、タンパク質の豊富な食材(乳製品を除く)をしっかり摂る。
それだけで、朝の目覚めと一日の集中力が驚くほど変わってきます。